「マイナス金利政策解除」日本銀行3月19日決定      17年ぶり利上げ 政策金利は0~0.1%に

時事問題

日本銀行は19日に開いた金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除を決めた。

長短金利操作の撤廃など

<決定事項>

・政策金利は、0~0.1%とする

・長期国債の買い入れの枠組みを見直す

・長短金利操作(イールドカープ・コントロール、YCC)の撤廃

・上場投資信託(ETF)などの新規買い入れの終了

長期国債については、「これまでと概ね同程度の金額で買い入れを継続する」とした。また、10年に始め、13年以降は大幅に購入額を増やしたETFや不動産投資信託(REIT)の新規買い入れは終了する。「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」などとしていたフォワードガイダンス(将来の運営委指針)も削除した。

日銀は賃金上昇を伴う2%の物価安定目標の実現をめざしている。

短期金利の推移

・2013年4月    日銀が量的・質的金融緩和開始

・2016年2月    マイナス金利政策導入(短期金利がマイナス圏に)

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