春一番とは、立春から春分までの間に、初めて吹く暖かい南寄りの風をいいます。
防災上の注意 3点
1.強風
北日本や沖縄を除く地域で発生する春一番は、春の暖かい空気と冬の冷たい空気がぶつかって低気圧が急激に発達することにより吹き荒れる風をいいます。日本列島の広い範囲で、瞬間的には25メートルを超えるような暴風が吹き荒れることもあります。風に向かって歩くのが困難になったり、立っていられなくなり、転倒する人も出るような突風吹くこともありす。
2.乾燥
日本海側では、フェーン現象によって空気が乾燥します。フェーン現象とは、南寄りの風が山を越えて、雨や雪を降らした後に、空気が吹き降りる現象で、空気の乾燥が進みます。乾燥すると火災のリスクが高まり、大火災の発生する恐れもあります。
③なだれ
暖かく湿った空気が流れ込むことによって気温が上がり、多雪地帯では表層の雪が解けて、なだれが発生することがあります。また、一度溶けた積雪面が朝晩の冷え込みで再度凍結し、その上に新雪が積もることでなだれが起こりやすい状態になります。
2024年2月15日は、全国的に風が強くなり、関東では春一番が吹きました。また、20日は東京都心は、23.7°Cと5月中旬並みという、関東を中心に初夏のような温かさとなりました。しかし、21日は、初夏の暖かさから一転して、真冬の寒さが戻って雨も降り、東京都心など関東を中心に、一日中冬用のコートで暖かく過ごし体調管理に注意が必要のようです。
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