今から79年前の昭和20年3月10日未明に、東京大空襲が起こった。城東区(現・江東区)で空襲に遭った女性(93)は、「語り継ぐ集い」で、当時高等女学校2年生で学徒動員で軍需工場で働いていましたが、当時の恐怖と戦争の悲惨さを語りました。
1944年11月から
1944年11月から空襲が始まり、朝晩絶え間なく警報が鳴り、寝間着にも着替えられない日々だった。45年2月25日には、自宅が空襲で焼け、知り合いの家に身を寄せているときに大空襲が起こりました。
3月9日午後10時半頃
3月9日午後10時半頃に、警戒警報が鳴り、防空壕に避難しました。10日未明に、外が騒がしく、近くの商店街が燃えていて、燃えた木やトタン屋根が次々に飛んできました。そして、周囲にも火が近づき、両親と手をつないで荒川を渡って避難しました。一晩中、対岸の燃え盛る様子を眺めました。
見渡す限り真っ赤に
見渡す限り真っ赤に燃え、炎が高く立ち上がる様子に恐怖を覚えました。夜が明けると、家はすべてなくなって、真っ黒な景色が広がっていました。父親の故郷の島根県に疎開するため東京駅まで歩いて向かう道中で、遺体をいくつも目撃した。最初は衝撃を受けていたが、「焼死体を何度も見るうちに感情がなくなった」という。
「戦争は家を焼き、人を殺し、心を傷つける」
本当にやっちゃいけない!
戦争は、本当にやっちゃいけない!「二度と戦争が起こらないように、若い世代が当時のことをもっと知らなければいけない!」と思ったと話しました。
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