節分とは?どうして豆まきするの?どうして大豆まめやヒイラギやイワシを用意するの?

マイ催事記

節分の由来と意味

節分とは、文字通り節(季節)の分かれ目をいう。昔は、立夏、立秋、立冬、それぞれの前日のことを節分と言っていたそうです。現在では、立春(2月4日頃)の前日を節分と言います。

豆まき

節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式です。宮中で、節分に行われていた「追儺(ついな)」という鬼払いの儀式が広まったものです。昔から、節分には厄を払い、新年の幸せを願う行事が、日本各地で行われ、現在も大切にされています。

福豆とは

炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えしたものが福豆です。神棚がない場合は、目線の高いところに白い紙を敷いてお供えしてもいいでしょう。

昔から、穀物には霊力が宿ると考えられ、福豆は邪気を払うと考えられてきました。

豆をまくのは誰?

豆まきを行うのは、「年男」です。本来年男とは、一家の主人を指しましたが、現在ではその年の年男、年女、あるいは家族が巻きますが、地方によっては、厄年の人がまく風習もあります。

正式な豆まきとは

①日暮れまでに福豆を準備する。

②鬼が戸口から入らないように、「ヒイラギの小枝にイワシの頭を刺したもの」を門や玄関に飾る。鬼は、イワシとヒイラギが大の苦手とされているからです。

③午後8時~10時頃から始め、玄関、ベランダ、窓などすべての戸を開け放します。

④年男は、桝に入れた福豆を手に取り、玄関から各部屋を回り、出入り口のところで「鬼は外、福は内」と2回づつ繰り返しながら豆をまく。桝を左手に胸の高さに持ち、右手で豆を下手投げで巻くのが正しいようです。

⑤豆をまき終わったら、すぐに戸締りをして鬼が入らないように、福が逃げないようにします。

⑥豆まきが終わったら、家族全員で豆を食べます。この豆は、「年取り豆」と呼ばれ、自分の年齢又はプラス1個を食べます。豆が食べられない場合は、代わりに福茶を飲む習慣もあります。

節分の鬼とは

鬼は、架空の生き物ですが、様々な説や言い伝えがあり、昔から目に見えない恐ろしいこと、病気や飢餓、災害などは鬼の仕業とされ、日本の昔話にもたくさん登場しました。

恵方巻とは

江戸時代末期頃、関西を中心に流行ったと言われています。節分の夜に、その年の恵方を向いて食べると、商売繁盛や無病息災で過ごせるなどのいわれがあります。具は、様々ですが基本は7種、これは7福神にちなんでいるとの説もあります。包丁では切らずに、頭から無言で丸かじりするのがよいとされています。

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