うるう年とは、一言でいうと一年が366日になる年のことを言います。365日に追加される一日は、2月29日がそれにあたります。
閏(うるう)とは?
閏(うるう)とは、どういう意味でしょうか?閏(うるう)とは、暦と季節のくい違いを調節するために、日数または月数うを普通の一年より多くすることを言います。閏年とは、閏のある年をいいます。これに対して、閏年でない年を平年(へいねん)と呼んでいます。
現行の太陽暦では...
現行の太陽暦では、地球が太陽を一周するのに、365.2422日かかります。暦の平均日数にできるだけ近づけるために、普通の一年を365日とし、4年に一度2月の終わりに一日追加して366日とする。この年を閏年といいます。
公転
地球が、一年かけて太陽の周りを一回りすることを公転といいます。暦(カレンダー)では、一年365日ですが、実際には365.2422日で、一年に「0.2422」、四年で「0.9688」の誤差が生じることになります。そこで、公転周期と暦の誤差を合わせるために考え出されたのが閏年です。
オリンピックが閏年に行われているのは?
発端は、第1回アテネ大会が、1896年に行われたことがその所以になります。1896年が閏年だったこともあり、その後閏年とオリンピックは重なり合って開催されていくようになりました。どうしてオリンピックは、4年に一度行われるようになったのでしょうか。諸説があるようですが、古代ギリシャア人は、太陽暦と太陰暦を使っていた説が有効です。つまり、太陽暦の8年が太陰暦の8年3か月にあたるため、8年という周期が重要な意味を持ち、8年ごとに開かれる祭典が慣例に……….。そして、その長い年月を経て、8年の半分の4年周期にオリンピックの祭典が開かれるようになりました。
閏年………..西暦を4で割って割り切れる年?
一般的には、多くの人は、西暦を4で割って割り切れる年が、閏年と覚えています。しかし、厳密にいえば4年に一度一日増やしただけでは、誤差は埋まりません。そこで、その誤差を修正するために、次のような法則を設けました。
法則 3つ
法則1 西暦を4で割って、割り切れる年が閏年
法則2 閏年でも、100で割り切れる場合は閏年としない
法則3 法則2の場合でも、400で割り切れる場合は、例外として閏年
古代ローマで採用されたユリウス暦では、4年に1回の閏年。16世紀に制定されたグレゴリオ暦では、400年に97日の閏年……。月と太陽の運行周期より導き出された「閏年」には、いにしえの天文学者や数学者の高度な知恵が結集されています。
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