日本銀行は19日に開いた金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除を決めた。
長短金利操作の撤廃など
<決定事項>
・政策金利は、0~0.1%とする
・長期国債の買い入れの枠組みを見直す
・長短金利操作(イールドカープ・コントロール、YCC)の撤廃
・上場投資信託(ETF)などの新規買い入れの終了
長期国債については、「これまでと概ね同程度の金額で買い入れを継続する」とした。また、10年に始め、13年以降は大幅に購入額を増やしたETFや不動産投資信託(REIT)の新規買い入れは終了する。「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」などとしていたフォワードガイダンス(将来の運営委指針)も削除した。
日銀は賃金上昇を伴う2%の物価安定目標の実現をめざしている。
短期金利の推移
・2013年4月 日銀が量的・質的金融緩和開始
・2016年2月 マイナス金利政策導入(短期金利がマイナス圏に)
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