日本で巨大地震が起こりやすいのはなぜか?

日本列島のしくみ

近い将来と予想されている巨大地震と大噴火は、どうしてだろうか?なぜそういわれるのだろうか?日本列島が、プレートの沈み込み帯に位置していることが大きく関係しています。

日本列島を取り囲むプレートとその動きが関係 巨大地震?

日本列島は4つのプレートが重なっています。海洋プレートの太平洋プレートとフィリピン海プレート、そして大陸プレートのユーラシアプレートと北アメリカプレートです。

日本列島には2つの海洋プレートが沈み込んでいますが、海洋プレートは大陸プレートの下にすんなり沈み込むのではなく、無理やり押し込まれるように沈み込んでいます。

その結果プレートの境界にひずみが蓄積され、摩擦によって支えられた大陸プレートが限界に達すると、接合部分から一気に壊れて岩盤が割れる際にエネルギーが放出されます。これが巨大地震です。

海域で地震が起きた直後に巨大津波が!

また、海域で地震が起きた直後には巨大な地震が発生します。

東日本大震災でも20kmを超える津波が東北地方の沿岸部を襲いました。さらに津波は、40km以上も平地から川を遡りました。

海溝型地震は地震と津波が同時に来る!

東日本大震災は、2011年3月11日14時46分頃に発生した。三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とするマグニチュード9.0の地震でした。震度は、宮城県北部で最大震度7が観測され、津波による甚大な被害が発生しました。
 マグニチュード9.0は、1952年のカムチャッカ地震と同じで、日本国内観測史上最大規模、世界でも4番目の規模の地震でした。

阪神・淡路大震災は、1995年1月17日5時46分頃に発生しました。淡路島北部深さ16kmを震源とするマグニチュード7.3の地震でした。この地震により、神戸では最高の震度7を観測しました。

能登半島地震 M7.6、最大震度7

能登半島地震は、2024年1月1日16時10分に能登半島地下16kmで発生しました。マグニチュードは7.6で、最大震度は、輪島市で震度7を観測し、津波による甚大な被害が発生しました。

4つのプレートが集まる日本列島 

4つのプレートが集まる日本列島には、複数のプレートによって複雑な力がかかっています。
 そのため、世界でも有数の巨大地震が起きやすい地域なのです。

「マグニチュード」と「震度」の違いは?

マグニチュードは、地震そのものの大きさ(規模)を表す物差しで、震度はある大きさの地震が起きた時の私たちが生活している場所での揺れの強さを表しすものです。

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